1万年前の人骨

2016年1月21日 12:59
発信地:パリ/フランス

約1万年前、男性と女性と子どもの小集団が
別のグループに捕えられ、
縄で縛られた揚げ句に、
矢で射られたり
こん棒で殴られたりして殺された──。

沼に投げ込まれた彼らの遺体は、
数千年間、堆積物の中で保存されていた。

これらの遺体を、
知られている中で最古の人間の
「集団虐殺」の証拠として
提示した研究結果が20日、発表された。

なぜ人間は戦争をするのか

をめぐる議論を再燃させる結果だという。
AFPニュースより

馬之助の感想

集団虐殺が起きたのは、
有史以前の人間の祖先が
狩猟採集民として
暮らしていた時代の末期。

だからまだヒトが
土地を所有する以前の頃よ。

場所はケニアのトゥルカナ湖(Lake Turkana)
近くのナタルク(Nataruk)

1万年前は肥沃な土地の
沼の縁だったと思われる場所で、
ほぼ完全な状態の人骨12体が発掘された。

12体のうち10体には、
暴力的な死の痕跡が残されており
子供の骨もあったというわ。

ヒトはなぜ戦争をするのか?

ヒトに元々暴力的要素があるのか
定住したことによって
待つ者と待たざる者の格差が
争いを引き起こすのか。

あたしはヒトが定住し、
広大な土地を所有する者、
持たざる者の間に
暴力、戦争が発生するのだと
思っていたけど

ケニアのトゥルカナ湖(Lake Turkana)
近くのナタルク(Nataruk)で発掘された
集団殺戮跡は
人類が定住する前のことなので
持つ者、
持たざる者の争いではないのかも。

じゃあ、人間は元々、暴力的、
残酷な生き物なのかしら?

発掘された骨の状態から
成人、子供関係なく
残酷に殺された様子が
わかるみたい・・・

グループ間の暴力行為や
戦争がヒトの定住以前の時代にも
存在しているなら、
暴力は環境だけでなく
遺伝子に組み込まれたモノなのかも。

ヒトって残酷な生き物なんだわ・・・

だからこそ、教育が大切なんだわ。

「殺さない、盗まない」を
当たり前と思わず
子供や若い世代に
きっちりと教えていなきゃ
いけないんだわ。



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