英国で8月に起きた暴動の際、鎮圧にあたった警察犬が多数負傷したという。PETAによると、暴徒にれんがで殴られたり、首を絞められたり、火をつけられた警察犬がいたという。

警察犬

なぜそこまで残酷なことが出来るのか?まずは8月に起きた暴動とは何かを調べてみた。


8月英国暴動事件



7月29日、子供向けダンス教室で少女3人が、教室に侵入してきた男に刺されて死亡した。この事件ではほかに、子供8人と大人2人が負傷した。

近隣に住む17歳の少年が逮捕されたが事件のほぼ直後から、容疑者が2023年に小型ボートでイギリスに到着した亡命希望のイスラム教徒だという、根拠のないうわさも拡散され出した。

実際には、BBCを含む各メディアが当初から報じたように、逮捕された容疑者は英ウェールズ生まれで、ルワンダ出身の両親を持つ人物だった。がしかしそれが暴動に発展。

モスクの近くで群衆がモスクや警察にレンガやビンなどを投げつけ、警察署が放火され、警官27人が病院に運ばれた。

その時動員された警察犬たちが被害に遇ったというわけである。

出典:8月英国暴動より引用

移民受け入れで極右翼化していくヨーロッパ

貧困、紛争や迫害、災害などが理由で年々ヨーロッパに逃れる移民が増えている。ヨーロッパの中ではドイツが一番数多くの移民を受け入れており、人道的だと賞賛されてきた。

しかしドイツ国内の治安が急激に悪化し、ドイツの東部の州議会では、移民排斥を訴える右翼政党
(ドイツのための選択肢AfD)が第一党になった。反イスラム、党幹部がナチスを擁護する発言をする政党である。

さらに、オーストリアでも総選挙で極右政党が第1党になり、欧州では右派勢力の躍進している。

対岸の火事ではない日本

1990年代からビザ取得不要な日本へ移民が押し寄せている。在留資格がなく、入管の許可を得て一時的に地域で暮らすことができる「仮放免」のクルド人が多く住む、埼玉県川口市の市長は、人道的立場から行っている支援の費用を国が手当てするよう求めるほど寛大な人なので、川口市には多くの移民が住んでいるらしいが、小競り合いが増え、治安が悪くなっているという。

迫害されて逃れてくる人を気の毒に思う。

しかし地元の人の安全は最優先で守るべきだと思う。その上で移民に対する政策を行うべきである。出来ていなければ、やがてイギリスのような大きな暴動が起きる日が来ると思う。

そして警察犬は、自ら希望して警察犬になったわけではないのに、暴動鎮圧のため駆り出され、イギリスのように、れんがで殴られたり、首を絞められたり、火をつけられるような残酷なめに遇うかもしれないのである。

人間の政治家の政策失敗のために警察犬が死んでくのは哀れでたまらない。



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