兵庫県佐用町大木谷の甲大木谷集落で、「謎の動物がいる」との目撃情報が相次いでいたらしいが、疥癬(かいせん)のタヌキ。
皮膚病のタヌキ
疥癬は皮膚に寄生するダニが媒介となり、激しいかゆみや全身の毛が抜けるなどの症状を引き起こす病気。10年以上前から県内のタヌキに流行し、イノシシやクマにも広がっているという。

人や犬にも感染するので、近寄ってはいけないが、激しい痒みで皮膚が抜け落ち、哀れ。治療すれば治るだろうに野生だからむやみに捕獲することはできないし、こちらっが感染して大変な目に遇う可能性がある。

野良猫を保護してやろうとしたボランティアの女性が、マダニに感染して亡くなったこともある。

この狸も個人的に助けられるものではなく、ホントに哀れ。


疥癬(かいせん)のタヌキ

疥癬のタヌキは兵庫県だけでなく新潟でも見つかってる。
疥癬にかかったとみられるたぬき

高知県で疥癬(かいせん)にかかったタヌキが見つかったとの新潟日報朝刊記事を巡り、新潟市内でも同じような個体の目撃情報が寄せられた。飼い犬などタヌキと同じイヌ科の動物に感染の恐れがあるため、市は注意を呼びかけている。(報道部・黒島亮)

記事は10日付27面の「『もっとあなたに特別報道班』パートナー紙から」に掲載された。パートナー紙の高知新聞の記事で、痩せた茶色い動物を調べてほしいとの依頼を受け、高知新聞の記者が専門家に取材。疥癬にかかったタヌキであることを突き止めた。

疥癬に感染したとみられる個体を見つけたのは、新潟市江南区の小学生。9日午前11時ごろ、自宅の庭で見つけ、家族が撮影。家族が江南署に通報した。「最初は『見たことがない動物だ』と思い、びっくりした」と話す。

特別報道班も新潟市に取材。担当者は「撮影された個体は疥癬にかかった個体である可能性が高い」と話した。

 ・疥癬は個体にダニが寄生し、発病する。感染した個体は毛が抜け、皮膚は硬くなる。

 ・「タヌキがかわいそうだし、別の動物にうつらないのだろうか」と心配している。

 ・特別報道班には、2年前にも村上市の自宅の庭で見かけたという情報が寄せられた。

新潟市環境政策課によると、市内で疥癬にかかった個体についての情報は年に数件寄せられている。同課は「感染したタヌキの抜けた毛などが靴につき、ペットなどに感染を広げる恐れがある。自分だけで対応せず、区役所などに連絡してほしい」とした。

感想

感染したタヌキの抜けた毛などが靴につき、ペットなどに感染が広がっていくなら、これは相当な感染力でやっかいなことだわ。一見、狸に見えないヒドイ皮膚で激しい痒みで掻きむしり、苦しんだであろうことが想像できる。かわいそうだから、獣医に診てもらって治してもらいたけど、野生動物を勝手に捕獲できないし、人間にも感染が広がる恐れがある。

これらのタヌキの周辺一帯、感染していると考えていいんじゃないかと思う。

連絡して、というだけで、何かしているのか?なんとかしないと、飼い犬や人にまで感染が広がってくるかもしれないし、タヌキは古来、悪者として昔話に出てくるけど、あまりに哀れでたまらない。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 ひとりごと









おすすめの記事