カナダ北西部のユーコン準州にある永久凍土層で、マンモスの赤ちゃんが丸ごと1匹凍結しているのが発見された。BBCによると、ほぼ完全な状態で見つかるのは北米では初めてだという。


ユーコン準州の発表によると、6月21日、ユーコン準州のクロンダイク地方の金鉱地帯で、作業をしていた鉱員たちが永久凍土を掘削中に見つけた。「ほぼ完全なミイラ化した凍ったマンモスの赤ちゃん」だといい、地域のネイティブ・アメリカンの言葉で「大きな動物の赤ちゃん」を意味する「Nun cho ga」と名付けられたという。

また、この赤ちゃんマンモスは雌とみられており、2007年にシベリアで発見された4万2千年前の赤ちゃんマンモスのミイラとほぼ同じ大きさだという。

マンモスの赤ちゃんのミイラ
赤ちゃんマンモスを回収した地質学者らは、「3万年以上前の氷河期に死亡し、永久凍土の中で冷凍されていた」との見方を示している。

アラスカ内陸部の金鉱では1948年に、「エフィー」と名付けられた子どものマンモスの一部が見つかったことがある。

ハフポスト日本版編集部

感想

3万年4万年前のマンモスの赤ちゃんのミイラが永久凍土から出て来るってロマンだわあ。DNAを取り出して再生出来たら面白いけど、していない所を見たら無理なんでしょう。

ネアンデルタール人の完全なミイラが仮に発掘されて、DNAを取り出して再生出来たら、ネアンデルタール人は人類なんだろうか?

旧人類であることは事実だから、人権を与えよと、福島瑞穂が言い出しそうwww

動物行動学者の新宅広二のコメントが面白いので転載します。

化石ではなく、ミイラということが、マンモスがいかに人類と近い時代に生きていた動物かがわかります。

誤解が多いのですがマンモスはゾウの祖先ではありません。それどころか、マンモス属はアフリカゾウ属から600万年前に分岐したのでアジアゾウ属とともにアフリカゾウよりは新しいグループと言えます。

一口にマンモスといっても20トン越えのステップマンモスから、体高1メートルのコビトマンモスまで世界各地に様々な種が生息していました。日本にも生息していました。

現生のゾウ(長鼻目)はかつては大繁栄したグループで300種以上が地球に生息していましたが、現在は2属3種という衰退グループになってしまいました。

世界の動物園でも、人工を含めてゾウの繁殖成功例が極端に少なく、DNAなどを残すことが出来ても、実践的に野生復元が最も難しい種だと思います。マンモスはそういったゾウの運命を暗示しているように思えます。

鼻の長い動物はかつて300種類以上いたのね~。人類もたくさんいたが、生き残ったのは現生人類1種類だけ。

ゾウの繁殖成功例が極端に少なく、その上、象牙目的の密猟が後を絶たないので、やがて絶滅するんだろうが、人類はどうなるでしょうねえ。

日本や北欧や先進国では人口減少が起こっているが、インドでは未だに爆発的に人口が増えている。地球上の人類は最後はインド人と中国人だけになるんじゃない?

この人たちの繁殖力はすごすぎる。
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