中国で先月末、渋滞する道路に停車中の車から1匹の小型犬が捨てられた。当時の様子は後方の車のダッシュカム(ドライブレコーダー)が捉えて拡散し、飼い主への怒りの声が殺到した。『South China Morning Post』などが伝えている。


渋滞する道路で犬を捨てる“無情”な飼い主

中国広東省で先月29日、渋滞した道路に停車中の白い車のドアが開き、1匹の小型犬が捨てられた。

当時の様子を捉えた動画では、突然道路に放り出された犬が運転席側でジャンプを繰り返すのが見て取れる。白い車の運転席側の窓は開いたままになっており、犬は窓から中に入ろうとしているのか、飼い主に何かを訴えようとしているのか、とにかく必死であることは間違いない。

しかししばらくすると白い車は無情にも前進、困惑した犬は別の車の間を動き回り、すぐ後ろに続いていたトラックの運転手は思わずブレーキを踏んでいる。

幸いにもこの犬は近くのレストランで警備員をしているフェンさん(Feng)が保護、現在は友人が世話をしているそうだ。

フェンさんは「道路は渋滞し、車がたくさん停まっていてね。飼い主を探して右往左往している犬を見て、あのままだと車に轢かれてしまうと思ったんだ」と当時のことを振り返り、次のように続けた。

「私のところにはその後『犬を引き取りたい』という人がやってきたけど、元の飼い主ではなかったから断ったよ。そのかわり、ペットが大好きな友人に引き取ってもらった。彼は犬をきれいに洗って、ペット用品をたくさん購入していたよ。」

ちなみに中国ではペットを捨てることは違法ではないものの、

この動画には

「許されざる行為」

「これは虐待」

「罰を受けるべき」

「困惑している犬がかわいそう」

「犬はかなり必死よね。胸が張り裂けそう」

「なんであんなことができるのか。非情だ」

「恥を知れ」

「他に方法があったでしょう」

といった怒りの声があがっており、当局は飼い主が道路にペットを捨てたことで交通渋滞を引き起こしたとして調べを進めているという。

画像は『要闻- 条条闻 2022年7月6日付「东莞一车主在车流中抛弃小狗 狗跳来跳去找主人」(東森新聞)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

感想

犬を捨てない、食べない国であってほしい。









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