National graphicに
オスのホッキョクグマが
子グマを食べてしまうという、
残酷な一面をとらえた映像が
公開されている。

ホッキョクグマの共食い行動は、
北極地方の先住民の間では
以前から知られており、
1980年代から研究が行われている。

主食であるアザラシが
海に出てしまって
捕獲しにくくなる
夏の終わりから秋にかけて、
ホッキョクグマは
子グマを捕食対象に
すると考えられている。



オスクマが子クマを襲い食べる動画は
2015年夏、ナショナル ジオグラフィック
エクスプローラー号で行く
北極海ツアーの旅行中に、
カナダのバフィン島沖で撮影された。

足の遅い子どもや体の小さなメスは、
体が大きく動きも速いオスに太刀打ちできない。
オスはあっという間に子グマを捕まえ、
頭や首の周りに繰り返し噛みついた。

子熊を執拗に追いかけるオスぐま
(執拗に子クマを追いかけまわすオスクマ)

子熊を襲うオスのシロクマ

(オスクマに追いつかれ、
次のシーンでひきずりこまれ、
子クマは殺される)

母親はわが子を助けようと試みるが、
次にオスの餌食になることを恐れて
すぐに撤退した。

オスのホッキョクグマが共食いに走るのは、
珍しいことではない。
オスの体はメスの2倍もあり、
攻撃的な個体も多く、

お腹がすけば、オスの方が
共食いへの抵抗はないという。

一方メスは、赤ちゃんに母乳を与える分、
オスよりもお腹がすくはずだが、
争いを避ける傾向にある。

スターリング氏は、気候変動が共食い行動に
拍車をかけている恐れがあると懸念する。
北極圏の海氷は年々減少し続けている。

氷が消えれば、ホッキョクグマは
氷の上を飛び移って
アザラシを捕らえることもできなくなる。

アザラシを食べられなくなれば、
共食いはもっと増えるかもしれない。

2004年には、
アラスカのボーフォート海で、
オスが妊娠中のメスを巣穴まで追跡して
食べてしまった様子を、
作業中の生物学者が目撃している。
過去に確認されたことのない例だった。
これも、気候変動によって
追い詰められた末の
行動なのかもしれない。
National graphicより抜粋

馬之助の感想

ワニやカバでも
共食いは確認されているけど
シロクマの子供は
見かけがかわいいだけに
衝撃が大きいわ。

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/022500067/

この映像の子クマは
このオスの子供なのかしら?
それとも子供の匂いを嗅ぎつけて
追ってきた?

自然界はどの種も大人になるのは
奇跡的なんだけど、
映像を見てからしばらく
そのシーンが頭の焼き付いてしまった・・・
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